カルチャーサファリ

ケニアには、42もの民族が住んでいます。それぞれに異なる文化、風習、言語を持っていますが、お互いに尊重しあいながら仲良く暮らしています。ケニアは、1963年の独立以来、民族紛争を一度も起こしたことがない平和な国です。

世界最古の人類がケニアで発見された記録があるほど、ケニアには長い歴史があります。さらに、ケニア南部に広がる平原、西部の森林、東部の海岸、そして北部の砂漠など、その風土の違いからも、様々な文化、生活習慣を持つ民族が住んでいるのがお分かりいただけることでしょう。

その伝統的な文化に触れる旅を「カルチャーサファリ」と位置づけます。
ここでは、2つのカルチャーサファリをご紹介します。

ライキピア高原のマサイ族 ― エコ&コミュニティツーリズム

ライキピア高原は、ケニア山の北西に広がっています。起伏に富んだ地形です。

ここに古くから住んでいたのが、マサイ族です。ライキピアでは、マサイ族のコミュニティが経営するロッジに宿泊しながら、マサイ文化に触れることができます。ロッジの従業員は、全てこの地のコミュニティの住人です。そのため、彼らの住むマサイ村を訪問し、ダンスや歌、マニヤッタ(マサイ族の家)見学など、生きたマサイの文化に触れることができます。ライキピアでできるのは、マサイ文化体験だけではありません。ライキピアは、マサイマラに次いで野生動物の数が多い地域です。野生動物観察のサファリも十分に楽しめます。ほかにも、ブッシュウォーク、キャメルライド、ピクニック、サンセットツアーなど、様々なプログラムが用意されています。

ライキピア地区には、このようにマサイのコミュニティが経営するロッジが3軒あります。“イル・ングェシロッジ(Il N’gwesi Lodge)”、“タッシアロッジ(Tassia Lodge)”、そして“コイジャ・スターベッド(Koija Starbeds)”です。その全てが、素晴らしい施設と洗練されたサービスを提供しています。
これらのロッジで生まれた利益は、そのエリアの動物・環境保護、そしてコミュニティのために使われます。これは、ケニアの“エコツーリズム”の定義、「“自然”、“文化”、“環境”、そしてその地区の“コミュニティ”に貢献できるツーリズムこそが存続可能なツーリズムである」を実現した、理想の形であるとも言えます。

スワヒリ文化のラム島 ― 世界文化遺産の旅

インド洋に浮かぶラム島の旧市街は、2001年に世界文化遺産としての登録を受けました。
この島は、アフリカの大陸文化とアラビア文化がめぐり合った場所です。9世紀ごろから、アラビア商人がこの地を訪れ、貿易が始まりました。

アフリカ人とアラビア人がコミュニケーションをとるために生まれたのが、ケニアで広く話されている“スワヒリ語”です。「スワヒリ」は、アラビア語で“海に住む人”を意味します。スワヒリ語は、アフリカのバントゥー語とアラビア語が交じり合ってできた造語です。そして、スワヒリ文化は、大陸アフリカ文化とイスラム文化が融合して生まれました。

このスワヒリ文化が色濃く残るのが、ラム島です。スワヒリ文化は、イスラム文化の影響を非常に深く受けており、ラム島の旧市街にはサンゴを使った白壁の家屋が並んでいます。そして、道幅は非常に狭く、細い路地をブラブラ歩きながら、古い街並みを楽しむのが旧市街最大の魅力になっています。この島には政府の車が1台あるのみ、メインの移動手段はロバです。散策中、イスラムの典型的な建築様式である、中庭、ベランダ、細工のこんだ木のドアなどがいたるところで見られます。アフリカを旅していることを忘れてしまいそうです。

また、ラム島は、文化だけでなく、ビーチリゾートとして、そして様々なウォータースポーツを楽しむこともできます。文化とビーチの欲張りな滞在をご満喫いただけることでしょう。

 

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